バカパパです。病院職員です。
先日、わが病院を全面LED化し、すべての部屋のチェックをして回っていたのですが、その時にちょうど死後処置をしている看護師さんがいました。
死後処置
亡くなった患者さんに対して行われる処置で、着替えや、体をキレイにすることを言います。もちろん保険外です。費用は病院によって違うようです。
死後処置は体力的にも精神的にもキツい作業
ご遺体をジロジロ見るなんてことはしません。LEDの業者に連絡をしないといけなかったので、邪魔しないように、黙々と粛々とチェックしていました。
その後、その看護師さんとお話する機会がありました。
バカパパ(以下:バ)「ご遺体の処置は大変な仕事ですね」
看護師さん(以下:看)「うん、もう慣れちゃったけどね」
バ「服を着替えさせるんですか?」
看「うん。体を清拭してからゆかたを着せるんだよ」
バ「いつも一人でやってるんですか?」
看「2人以上だね。浴衣を着せるときとか体を動かすからね、重くて」
バ「いやあ、ほんとうに大変な仕事ですね」
ベテランの看護師さんだったのでかなりこ慣れてるようでしたが、死後処置はほかにもいろいろ行うそうです。
口や鼻の穴、お尻や陰部に綿を詰めたり、口が空きっぱなしにならないようにしばらくの間顎にタオルを当てたり、腹部をさすって便や尿を排泄させたりと、かなりやることがたくさんあります。
ヒゲを剃ったり、髪の毛を梳かしたり、お化粧させたりもすることもあるようです。
人間のご遺体を、ですよ?
看護師さんは偉大なり。
その死後処置料金はなんと…
3000円!!
当院では3000円の処置料らしいです…。ちょっと、もう少しもらっても良いんじゃないか?なんて思っちゃったりねー。メンタルも大変そうだし。
ご遺体から便や尿を排出するなんて、ちょっと、想像を絶しませんか?おなかを擦ったりして出させるそうですが…。
平和ボケしてた僕にはけっこう衝撃的な内容でした。
ちなみに、病院で亡くなった方は、ほぼ強制的に死後処置が入りますよ。ま、当たり前ですがね。
自分の遺体もバシッっとキメ顔で送り出してくれる看護師さん、リスペクト。
激務じゃのう。