病院職員裏ブログ

元ギャンブル部門の新聞記者(現病院職員)が病院、医療制度、ギャンブル依存症とか、全部綴る。

医療崩壊が近づいているのを肌で実感した話【病院職員予防接種】

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どうもバカパパです。病院職員です。

 

ニュースやネットで「医療崩壊」という言葉がトレンドに入っていましたが、どうも僕には焦りや実感がなく、「都会の病院で働いている人は大変だなあ」なんてかなり客観的に…というか楽観的に感じておりました。

 

もちろん、密は避け、ソーシャルディスタンスは守っていましたよ。

 

でも、いよいよ、コロナの足音が田舎にも近づいてきました。


隣町の大病院にクラスターが発生し、初診患者の受付をしばらくの間中止しました。そこの病院は二千床以上の巨大病院なので、そこを頼りにして来た患者さんは、近場の病院へ向かいます。

 

ド田舎故、病院自体の数が少なく、その他に行く病院がほぼ決まっているんです。

 

僕の勤務している中小規模の病院(五百床)もその他の病院の1つ。患者さんが集まり、今後「密」状態になることが予想されます。


今や、職員は気が気ではなく、週明けどのように患者が増え、どのように密状態を避けるか、逼迫した状況になっています。平和だった病院に暗雲が立ち込めています。


正直、パチンコなんてやってる場合じゃないし、緊急事態宣言が明けたら「外食産業大変そうだから、完全防備して行っちゃおうかな」なんて、余裕をブチかましている場合じゃない。我が身に危機が訪れると、周りを見ている余裕なんてないんだな。この一週間で形勢が一変した。


コロナが恐ろしいし、田舎の病院職員も、職を失うこともありそうだ。

医療従事者の予防接種

 

胸の中が不安で澱み始めた時に、「コロナウイルスの予防接種を医療従事者が先行してできる」、との通達が入った。

 

3月から接種スタート予定らしいけど。諸外国では副作用で亡くなった人もいるようだから、断りたい

 

今死ぬと住宅ローンが残ってしまう。家の引き渡し後に死ぬと、住宅ローンがちゃらになるんだけど、引っ越し前だとローンが家族にのしかかる。

 

死ぬとしても引っ越してからじゃないと、家族が詰む。なので死ぬ確率を0.1%でも上げることはしたくない。

 

まあ、来月新築に引っ越す予定だったんだけど、そもそもコロナ禍の緊急事態宣言下で引っ越しできるのだろうか…。不安は絶えぬ。


ポジティブに頑張っている姿を見せていきたいけど、恐怖に直面すると震えるなあ。