医療危機的状況宣言全文
医師をはじめ医療従事者が新型コロナウイルスに感染すれば医療現場から離脱せざるを得ず、国民に適切な医療を提供できなくなることが懸念されます。
一部地域では病床が不足しつつあり、現在行なっている対策は二週間後に結果が表れることから感染爆発が起こってからでは遅く、今のうちに対策を講じなくてはなりません。
医療提供体制を維持するため、医療従事者が全力で取り組む中、国民の皆様には自身の健康管理、感染を広げない対策、適切な受信行動をお願いいたします。
以上。
僕は小さな病院で働いています。
正直、患者さんのくしゃみや咳にドキッとする時はありますが…。ビビらずに、この世に住う人々のために、一生懸命に働いています。
同じ志の皆様、心では繋がっています。
共に頑張ってまいりましょう。
コロナウイルスが死に尽くした後、目一杯笑いましょう。
▼追記です。
僕の勤めている病院の院長先生が、この「宣言文」を拡大して院内の廊下に貼ってくれという指示が事務員に出たらしい。
病院の院長やお医者さんは厳しい人が非常に多いんですが、当院の院長先生はとてもやさしくて、気さくなんですが、さすがに未知のウイルスにビビってる印象を受けます。
優しくもお金に関してはシビアな院長も、今回ばかりは院内感染の対策を徹底的に行っており、診察室にいる先生方には飛沫感染防止のシールドや、院内の清掃スタッフを増やし消毒、看護師への防護服と、日夜玄関に医療スタッフを立たせるなど、余念がありません。
当院は内科がないせいか、熱発や呼吸器症状ありの方はあまりいらっしゃらないのですが、熱発ありの患者さんには玄関で別部屋に誘導するなどの対策をとっています。
徹底的なマニュアルを作っています。
受付窓口も、近日宝くじ売り場のようなシールドがつく予定です。
トータルでウン百万円はかかると思いますが、それくらいやらないと。病院は。
具合の悪い人が集まる病院がなんにも対策していないではいけない。
緊急会議の時に、院内の感染対策を熱く語ろうなんておもっていたんですが、院長が先回りしてやっていた。責任ある立場の人が率先して行動してることにうれしく思うとともに、コロナに怒りを感じえませんね。
コロナとかはやく絶滅すりゃいいのに。
もちろん、病院だけが大変なわけではないですけどね。会社員も自営業も。
ほんっとに早く普通の生活に戻りたい。
▼追記の追記です。
テレビを見ていると、いまだにマスクや防護服がない病院があるという。
本当に悲しい事態。うちの病院には熱発外来などはないから、現時点ではコロナウイルス患者は出ていない。
それならば、コロナウイルスと最前線で戦ってる医療従事者の元に届いて欲しい…、とも想うのですが、やはり我々もないと不安。
最前線で戦っている看護婦さんやお医者さん、ヘルパーさんや清掃員、事務員さんもみな恐怖の中におられる。
僕の恐怖なんて、前線の方達に比べると小さいものかもしれません。まあ、こわいですけどね。
全ての医療従事者のみなさん、頑張ってまいりましょう!